宇治橋渡始め式(うじばしわたりはじめしき)
全てを清らかにあらため
神々はいよいよ若やぎ
国も人も共に若返る・・・。
『伊勢神宮式年遷宮について』
20年に1度
宮処(御敷地みしきち)を改め、
古例のままに御社殿や神宝をはじめ、
一切を一新して大御神への新殿へのお遷り(遷御せんぎょ)を仰ぐ
式年遷宮(しきねんせんぐう)。
天武天皇のお定めにより持統天皇の御代に初めてとり行なわれました。
以来、我が国にとって第一の重事と重んじられ、
61回、1300年という、せかいでも例を見ない、
かけがえのない歴史と伝統を有しています。
(㈶伊勢神宮式年遷宮奉賛会 案内書より)
遷宮のおまつりは
平成17年の山口祭(やまぐちさい)に始まり、
8年間にわたって30に及ぶ祭典・行事が行なわれます。
山口祭とは、遷宮に用いられる御用材を切り出すにあたり
山の神様に安全を祈るお祭りです。
そして、平成21年11月3日 午前10時より
宇治橋渡始め式が行なわれました。
お祭りには
渡女(わたりめ)と呼ばれる媼(おうな)と一族(3代夫婦)
地元伊勢市(旧神領民)から選ばれる慣わしです。
神職、橋工(はしこう)
そして、全国から選ばれた3代夫婦58組と神宮にゆかり深い人々
約1000人が参列。
渡女は緋の袴、頭から白被衣(しろかずき)を被る装束。
渡始式の写真は
ぜひ、下記にてご覧下さい。
『伊勢神宮公式HP』
http://www.isejingu.or.jp/whatsnew/detail.php?uid=174
11時40分頃より
一般参拝者の渡始めがはじまりました。
私たちは、まず、宇治橋西側に鎮座されている
饗土橋姫神社に進み、参拝。
そして、宇治橋への列の後ろに加わりました。
宇治橋前のロータリーはぐるりと
人・人・人です。
宇治橋鳥居前です。
橋の上部は木曽檜が用いられているそうです。
すべすべ していました。
橋脚部分はケヤキが用いられているそうです。
御正宮前も、人・人・人。
一瞬の機会をとらえた1枚。
というより、皆さんが待ってくださいました。
ありがとうございました。
13時から
境内の特設舞台にて神宮舞楽が公開されていました。
参集殿、ご神苑あたりに
麗しい雅楽の音色が響いていました。
その後、
奉祝コンサートや提灯行列など、奉祝行事がつづいたそうです。
11月中はほぼ連日、伝統芸能、郷土芸能、邦・洋楽、
地元木遣団などによる奉祝行事が展開されるそうです。
境内は、参拝される方々のはれやかなお祝いの気持ちと
お受けくださる杜のあたたかさに満ちているように感じました。
遷宮についての詳細は、
どうぞ、下記にてご覧下さい。
『伊勢神宮公式HP』
http://www.isejingu.or.jp/shikinensengu/